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塩分過多はなぜ危険?理屈を簡単にまとめてみた

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塩分過多はなぜ危険?理屈を簡単にまとめてみた

最近では、「健康」についての情報もネット上で出回るようになってきましたね。

塩分の摂りすぎも身体に悪いと言われています。高血圧になるとか、病気のリスクがあるからですね。しかし、それを知っていても、減塩を意識する人はそれほど多くありません。

おそらく、「なぜ塩分過多が病気につながるのか?」を知らないからでしょう。

そこで、今回は塩分の多量摂取が病気につながる仕組みを簡単にお話していきます。

塩の働きとは?

まずは塩が身体の中でどのように役立っているのかを確認していきましょう。

塩とは、ナトリウムと塩素の化合物。そして、体内で活躍しているのは、ナトリウムです。主な働きは次の4つ。

塩分濃度の調整

体内の塩分濃度は一定で、約0.85%に保たれています。そして、ナトリウムが濃度の調整に関わっています。

細胞内の塩分濃度が高いときはナトリウムを排出して調整し、細胞外の濃度が高いなら、ナトリウムは骨に吸収されます。

逆に、細胞内外の濃度が低くなったら骨の中のナトリウムが放出される。このような仕組みによって体内の濃度が一定に保たれているのです。

弱アルカリ性を保つ

身体の機能が正常であるために、人の体液は弱アルカリ性である必要があります。

しかし、運動時に生成される乳酸や炭酸水などの酸性のものを摂取した際などに、血中の酸性物質が増加することがあります。このときに役立つのがナトリウム。酸性物質を中和し、体液を弱アルカリ性で維持しています。

神経や筋肉のサポート

神経系の情報伝達や筋肉の収縮・弛緩は、体内の電気信号によって行われています、

そして、この電気信号は、細胞内のカリウムと細胞外のナトリウムが入れ換わることで生まれます。

つまり、ナトリウムは脳や身体を動かすのに欠かせない要素ということですね。

栄養の吸収をサポート

グルコースやアミノ酸、カルシウムなどの栄養素を吸収する際に、ナトリウムが必要になります。

ということは、ナトリウム無しに生きていくことは難しいということですね。

塩分の目安摂取量

ナトリウムが身体に重要とはいえ、いくらでも摂取して良いというわけではありません。1日あたりの目安量が定められています。

一般的な男性で8.0g、女性は7.0gを超えないようにするのが理想だとか。

日本人はしょう油や味噌など、塩分の多い調味料をよく使っているため、摂取塩分量が多くなりがちです。

ちなみに、塩は汗や便、尿の形で体外に排出されています。夏に塩分が不足しがちなのは、汗の量が増えるからですね。

摂取量が増えたら起きる症状

さて、ここからがこの記事の本題。まずは、塩分過多による身体の変化を確認していきましょう。

喉の渇き

ナトリウムの量が増えるので、カリウムとのバランスが崩れます。本来、水分を吸収する働きを持つのはカリウムですが、ナトリウムも同じように水分を摂り込もうとします。目的は塩分濃度を薄めること。

身体が水を欲するので、喉が渇くということですね。

血圧上昇

高血圧の原因になるというのは有名な話ですね。まず、血圧とは血管に加わる圧力のこと。血液量が増えるほど、血圧も高まります。

ところで、塩分濃度が高まったら、濃度を下げる必要がありますね。そのために有効なのは、水分量を増やすこと。つまり、血管内の水分量が増え、その分、血液量も増えるので、結果的に血圧が上がるということです。

むくみ

女性に多い悩みかもしれませんね。むくみが何故起きるのかというと、細胞内の水分があふれ、細胞周囲に溜まることが原因です。

塩を摂取すれば、その分、水分量も増えてしまいます。だから、「塩分を摂り過ぎるとむくむ」。

摂取量が増えたら生じる病気

さて、人によっては塩分量を医者から制限されていることもありますよね。

それは、塩分過多には病気のリスクがあるから。

高血圧症

血圧が上がるという話は先ほどもしましたが、慢性的な高血圧は高血圧症になります。

これの何が問題かというと、血管が傷んだり、脳梗塞や心筋梗塞の可能性が高まるため。最悪の場合は命を落としてしまうかもしれません。

不整脈

心臓が常に動いていることは知っていますね。心臓にある筋肉が動くのは、ナトリウムやカリウムによって電気信号が伝わるため。

しかし、ナトリウム量が増えると信号に乱れが生じます。これが不整脈。

全身への血流が悪くなり、酸素や栄養の供給が上手くいかなくなります。

腎臓疾患

ナトリウムは体外に排出されるもの。ナトリウムの摂取量が増えると、その分、排出するために身体は頑張ります。

この影響が大きいのが、腎臓。毎日続くと負荷に耐えきれず、機能が低下し、腎臓疾患につながります。

胃がん・胃炎

胃の中の塩分濃度が高まると、粘膜が傷ついてしまいます。そこから胃炎に発展し、発がん性物質の影響も受けやすくなり・・・

結果的に、胃がんのリスクが高まるというもの。

認知症

これは、血圧上昇や水分量増加が脳小血管病のリスクを高めてしまうため。

脳小血管病は認知症の原因とも言われています。もちろん、他にも原因はありますが・・・

まとめ

さて、今回は塩分過多がなぜ危険なのかについてお話してきました。

基本的には、細胞周辺の水分量が増えること、血圧が上がることが問題のようですね。

心配な人は日頃から減塩を意識した方が良いかも?

しかし、逆に、塩分が不足した場合はどうなるでしょうか?詳しくは下記の記事をチェック!

塩分不足は危険?