脱力ライフの館

Home » 教育・勉強 » 短期記憶と長期記憶は何が違う?勉強に役立つ覚え方とは

短期記憶と長期記憶は何が違う?勉強に役立つ覚え方とは

calendar

reload

短期記憶と長期記憶は何が違う?勉強に役立つ覚え方とは

皆さんは自分の記憶力に自信はありますか?

加齢とともに記憶力の低下を感じる人もいるかもしれませんし、暗記科目の勉強が苦手な学生もいるでしょう。

記憶力といっても、そもそも記憶は大きく2種類に分けられます。それが、短期記憶長期記憶

記憶について知ることで、記憶力を高める工夫ができるかもしれません。

というわけで今回は、短期記憶と長期記憶の違いについてお話していきます!

短期記憶と長期記憶

記憶には短期記憶と長期記憶がありますが、わかりやすい違いは記憶が保たれる時間

明確な定義は無いようですが、数秒~数十秒、数分~数十分で忘れてしまうような記憶は短期記憶と呼ばれます。まあ、覚えてもすぐに忘れてしまう記憶ってことですね。

逆に言うと、長期記憶は覚えたことを忘れずに保ち続ける記憶。何年経っても忘れないこともありますし、一生保持される記憶もあるでしょう。

数時間の記憶でも長期記憶と呼ぶこともあるようですが笑

短期記憶とは

まずは短期記憶から。

短期記憶の特徴

記憶が保持される時間で分類されていることはわかりましたが、たとえば、どんな記憶が短期記憶になるのでしょうか?

良い例が、数字の暗記。”電話番号を覚える”とかですね。番号をメモしたり、スマホに入力するまでは覚えているのに、その後は思い出せないといった経験はありませんか?

といっても、覚えておく必要も無い情報ですよね。

つまり、短期記憶は必要な間だけ、必要な情報を保持するような記憶ということです。

ちなみに、人間が一度見ただけで覚えられる単語や数字の数は、平均で7個と言われています。また、周りからの干渉の影響が大きいのも短期記憶の特徴。

たとえば、“電話番号を覚える時に全然関係ない数字を言われると、電話番号がわからなくなる”ようなもの。

丸暗記は短期記憶になりがち?

勉強でテストに出る箇所は覚えておく必要がありますよね。でも、実際はなかなか覚えにくいもの。

日本史のような暗記系の科目は特に覚えることが多いのに、なかなか記憶に残りませんよね。

丸暗記は短期記憶になりやすいです。なぜかというと、必要な情報だと脳が判断してくれないからです。勉強した直後は覚えていても、数時間後、数日後、一週間後、覚えているかは怪しいですよね。

丸暗記は、ただ単語や数字の羅列を覚えているようなもの。各単語や数の意味を理解していないと、脳にとっては必要のない情報となってしまうのかもしれませんね。

というわけで、勉強法として、丸暗記はおすすめしません。そもそも、一度にたくさんのものを覚えること自体が難しいですからね。

長期記憶とは

一般的に”記憶”と言われてイメージするのは長期記憶になります。

とはいっても、長期記憶にもいくつか種類があるので、順に確認していきましょう。

エピソード記憶

1つ目がエピソード記憶です。「4月の入学式でこんなことあった」、「部活の大会でこんなトラブルがあった」みたいな感じ。

特定の日や場所での出来事の記憶のことですね。

いわゆる”思い出”もエピソード記憶に該当します。過去に経験したことの記憶ですね。

エピソード記憶は、感情の動きがあった記憶を覚えていることが多いです。プラスの感情でもマイナスの感情もありますが、記憶に残りやすいのはマイナスの感情。つまり、辛い経験ですね。失恋の経験だったり、テストで悪い点数を取ってしまったり、部活の大会で悔しい敗北をしたり。もちろん、逆に良いことも覚えてはいるでしょうが。

意味記憶

出来事以外にも、皆さんが覚えているものはたくさんありますよね。たとえば、誕生日。誕生日の日付は映像として覚えているわけではありませんよね。このように、場所や日時に関係なく覚えている記憶を、意味記憶と言います。

誕生日以外にも名前だとか、常識だとか、単語の意味や知識も意味記憶になります。

勉強で言うなら、暗記系の科目は意味記憶として保持されれば、長期的に覚えられると考えられそうです。単語の羅列を覚えるだけの丸暗記とは、記憶の仕方が違いますね。

ちなみに、意味記憶はきっかけを伴って思い出します。誕生日も聞かれた時に思い出しますし、テストでも問題を出された時に必要な知識を思い出しますね。

でも、覚えているはずなのにテスト中に思い出せないってこともあるでしょう。それは、思い出すきっかけが無かったということ。

手続き記憶

皆さんが記憶しているのは、出来事や知識のことだけではありません。普段何気なく行っている動作も、記憶によるものです。

たとえば、箸の持ち方や自転車の乗り方。いわゆる、体で覚えた動作やルールですね。「箸の持ち方をど忘れした・・・」って経験はありますか?

学生の頃に経験のあるスポーツは、大人になってからもそれなりに上手にできますし、武道を習っていれば、殴られそうになった場合などに反射的に体が反応するでしょう。

体で覚えた記憶というのは忘れにくいですね。このような記憶を手続き記憶と言います。

短期記憶は長期記憶に変えることが可能?

短期記憶は長期記憶にすることもできます。

復習すると長期記憶になりやすい?

短期記憶を長期記憶にするための方法として、シンプルで簡単なのが、復習すること

短期記憶の特徴は、必要な間だけ記憶が保持されることですよね。脳に1回だけ情報を送っても、必要な情報とは判断されないかもしれませんが、繰り返し同じ情報を送ることで、「あれ?この情報は大事なんじゃないか?」と脳が認識するようになります。

大事な情報だと分かれば、その情報は長期記憶として保持されるわけですね。

勉強で復習が大事だと言われるのも、繰り返し脳に情報を送って、記憶として定着させやすくするためですね。

意味を持たせると記憶に残りやすい?

歴史の勉強で語呂合わせってありましたよね。1192年なら、「いい国作ろう鎌倉幕府」みたいな感じで。

語呂合わせにするだけで、簡単に年を覚えられますよね。逆に語呂合わせを知らない出来事については、何年のことなのか、なかなか思い出しにくいでしょう。

話は変わりますが、他にも、通販のCMで電話番号を語呂合わせにしていたり。

数字の羅列を覚える時、ただ数字を順に覚えていくよりも、語呂合わせなどの工夫をする方が覚えやすいですね。

単語を覚えるにしても、その単語の意味を知っていた方が覚えやすいはず。このような理由から、丸暗記だと記憶に残りにくいわけですね。

 

人に勉強を教えると、知識がエピソード記憶として残る?

学校で先生に言われたことはありませんか?「勉強を人に教えると、知識が定着するよ」みたいな感じのこと。

僕も学生の頃に言われたことがありましたが、当時はその意味がわかっていませんでした。「人に教える時間がもったいないじゃん!」って思ってましたからね笑

ただ、記憶の観点から言うと、メリットもありそうです。

勉強の知識は基本的には意味記憶になりますね。意味記憶の欠点はきっかけが無いと思い出せないこと。脳の中で、単語同士の結びつきだとか、単語の意味だとかを覚えていないと、上手く思い出せないことがあります。

それを補うのが、人に教えるというエピソード記憶です。簡単に言うと、思い出すきっかけが増えるんですよね。

教えている映像の記憶だったり、教えている時に自分が発した言葉の記憶だったり。そして、人に教える際は、自分の知識を整理して教えているでしょう。

情報が整理されると、何を覚えておけば良いのかを脳が判断しやすくなります。知識を定着させやすいという意味では、人に教えるのも勉強法として有効かもしれませんね。

ガムを噛むと勉強の効果が高まる?

まとめ

さて、今回は短期記憶と長期記憶の違いについてお話してきました。

勉強内容や仕事内容を覚えるのが苦手な人は、短期記憶になりやすい覚え方なのかもしれません。

長期記憶の特徴を知るだけでも、覚え方が変わると思いますよ。

勉強時間と学力は比例しない?重要なのは勉強の質

記憶力をアップさせる食べ物とは?