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勉強時間と学力は比例しない?!伸びるためのポイントは勉強の質だった!?

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「勉強時間と学力は比例する!」と思われがち。ただ、必ずしもその考えが正しいとは言えません

たとえば、毎日10時間くらい勉強していたら、テストで100点を取れるのか。有名国立大学の入試に合格できるのか。

確信を持って「Yes!」と言える人は少ないでしょう。

なぜなら、学力を伸ばすポイントは、勉強時間ではなく勉強の質だからです。

では、勉強の質とはどのようなものなのか。

というわけで今回は、北海道大学出身の私が思う、勉強する上での大切なポイントについてお話していきます。

勉強時間が学力の全てではない

勉強しないと学力は伸びない。これに関しては正しいですね。何事も、能力を伸ばすにはその分野について学習しなければいけません。

料理が上手くなりたかったら料理をしないといけませんし、サッカーが上達したかったらサッカーの練習をしないといけません。ゲームだったら、プレイ時間が長いほど上手くなりますよね。

学力も同じで、基本的には勉強しないと学力は伸びません。

「じゃあ、勉強時間と比例しているのでは?」と思う人もいるでしょう。

最初のうちは比例するかもしれませんが、徐々に人によって伸び方が変わってきます。伸び悩む人もいれば、どんどん学力が上がっていく人もいますね。

私の考えとしては、勉強時間に比例しているのは基礎の部分だけだと思います。

料理であればレシピ通りに作れる状態、サッカーなら基本的な蹴り方が身についている状態。勉強なら、数学で言えば、方程式に当てはめれば答えが求まるような基本問題を解ける状態。

ここまでは時間とともに比例すると思います。しかし、その先にあるのが、応用問題ですね。応用問題は方程式だとかルールを暗記しただけでは解けないため、いわゆる、考える力が求められます。

料理ならレシピを見ずに自分でアレンジしたものを作ってみたり、サッカーなら蹴り方やドリブルの動きを工夫してみたり。

何事も、基礎が固まった後はどれほど考えながら取り組んでいるかで伸び方が変わってきます。だから、勉強時間は学力と比例しないということですね。

勉強の質を高めると短時間の勉強でも学力が伸びる?

1日1時間の勉強で、1日5時間の勉強をしている人よりも成績が良い人というのも時々いますよね。

地頭の問題もあるかもしれませんが、ポイントは勉強の質だと私は思います。

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勉強の質とは簡単に言えば、勉強したことがどれほど効率良く身になっているか

数学の基礎問題を1時間で10問解くのか、30問解くのかでは得られる経験値が違いますよね。

また、応用問題に挑戦して解けなかった場合、解答解説を読みますよね。これに1時間くらいかかったとして、数日後、もう一度同じ問題を見た時、解けるかどうかで前回要した1時間の価値が変わってきます。

暗記系の話なら、英単語や日本史の重要語句を1時間でどれだけ覚えられるか。そして、それをいつまで覚えていられるのかで、暗記に要した1時間の勉強の質が変わってきますね。これは記憶力の問題というよりも、覚え方の問題だと思います。

このように考えていくと、1日に5時間近く勉強したとしても、重要なのは時間ではなくその中身

せっかく時間をかけても、ほとんど覚えていなかったら学力はなかなか伸びないでしょう。だからこそ、重要となるのが考えるということ。

勉強の質を高めるには?

さて、重要なのは考えることと言ってきましたが、何を考えれば良いのか。大きく分けると、ポイントは2つ。

・短時間で勉強を済ませること(効率)

・知識を活用すること(応用)

勉強の効率を上げる

まず、勉強の質を高めるために重要なのが、効率化を考えること。つまり、短時間でなるべく多くの知識や経験を得る方法を考えること。

数学の場合

たとえば、数学で問題集を解くとしましょう。基本的に、基礎問題があってから、応用問題が出てくるという流れですよね。ここで時間をかけるべきは基礎問題ではなく、応用問題。

(もちろん、基礎が身に付いていることが前提ですが。)

基礎問題は方程式や計算方法さえ知っていれば解けますよね。

だから基礎問題が30問くらいあるとして、わざわざ全部の問題を解く必要はありません。15問くらい解いて「もう出来るな」と思ったら、その後の15問はやらなくてOK。

まあ、少し難易度を上げている場合もあるので、とりあえず問題を眺めてみる程度で良いです。同じような問題ならやらなくて良いし、少し違う問題だと思ったら解けば良い。

この意識だけで、基礎問題に使っていた時間を短縮できますね。もっと言えば、授業中に基礎を理解できたとしたら、もう問題集の基礎問題はほとんどやらなくて良いでしょう。

これで応用問題を解く時間が確保できるので、応用問題をじっくり取り組んでいきましょう。

暗記科目の場合

たとえば、英単語を30個覚えるのに1時間かかるとしたら、「50分で覚える方法は無いかな?」というように暗記方法自体を考えていきましょう。

単語の覚え方も人それぞれですね。何度も書いて覚える人もいれば、声に出して覚える人もいたり。眺めるだけで覚える人もいますよね。

この3つの中で一番時間がかかってしまうのが、何度も書いて覚えるという方法。その方法でちゃんと英単語を覚えられるなら良いのですが、数日で忘れてしまったら非効率ですよね。忘れた単語を再び何度も書いたりしていたら、さらに時間がかかってしまいます。というわけで、工夫していきましょう。

たとえば、1単語を5回書いて覚えようとしているなら、それを4回にしてみたり。ただ回数を減らすだけなら意味がありませんが、声に出しながら書いてみる、書いた後に頭の中でその単語のスペルを思い浮かべるという感じにするのが良いかもしれません。

ちなみに、眺めているだけで覚えている人はどのように覚えていると思いますか?私も暗記は基本的に眺めて覚えていました。私の場合は、英単語ならまずは、英単語を見たら日本語の意味がわかるようにする、次に日本語の意味を見て英単語を思い浮かべられるようにするという感じですね。例文も載っているなら、英文を見たら日本語訳もできるようにしておきます。

単語帳なら、これを1ページ単位、1章単位などで行います。ただし、あくまでも書いたりはしません。頭の中で思い浮かべるだけです。1回だと覚えにくいので何周もすることになりますが、書く動作が無いのでそれほど時間はかかりません。

これは他の暗記科目でも同様ですよね。日本史の重要語句も漢字さえ書ければ、もう書いて覚える必要はありません。

自分にとって効率の良い方法を考える

さて、ここまでで効率化の方法を言ってきましたが、あれはあくまでも1例。誰もがさっき紹介したような方法でできるわけではありません。

ただ、意識してほしいのが、「自分の勉強に無駄は無いか?」ということ。もう少し短時間で覚える方法は無いだろうか、この問題は解く必要があるのだろうか。この考え方が重要です。

3時間かかっていたことを2時間で済ませられたら、1時間余裕ができるので他の勉強ができます。もちろん、遊びの時間にして気分転換をしても良いでしょう。

知識を応用する

勉強の質を高める2つ目のポイントが知識を応用していくこと。

数学の場合

また数学を例に話していきますね。数学の勉強で時間をかけたいのが、応用問題

これこそ、わかりやすい知識の応用ですね。方程式や計算方法はあくまでも知識。それを適切に活用できないと応用問題は解けませんからね。

応用問題に必要なのは、論理展開する能力。問題文から状況を分析して、解答にたどり着くには何をすれば良いのかを考えていくことが重要です。

まあ、数学の応用力に関しては、たくさんの応用問題を解くほど伸びていくと思います。もちろん、わからなかった問題を解説を読みながら論理展開を理解して、解けるようになっていく必要がありますが。

そして、応用問題に関しても効率化は可能です。問題を見た時に論理展開さえできれば、実際に計算はしなくても大丈夫。自分で考えた論理展開の流れが模範解答と同じ流れかをチェックするだけでも良いしょう。

まあ、計算速度に自信が無いという人なら、実際に計算をするのも重要になってきますね。

さて、このように応用問題を解いていくと、見たことの無い問題を見ても対応できるようになってきます。何を考えれば良いのかがわかってくるからですね。

これに関しては他の科目でも言えますね。物理や化学の計算問題。国語の文章問題や英語の長文問題も考え方がわかってくれば解きやすくなります。

暗記科目の場合

数学なら知識の応用もわかりやすかったですが、暗記科目ならどうでしょう。

たとえば、英単語なら、スペルや日本語の意味を覚えるのは基礎。応用はその英単語を使った英文を考えてみることなどですね。

日本史だと少し難しいですが、重要語句を見た時にその語句について説明できること。さらに、それがいつの年代のことで、「~~の乱」ならなぜそれが起きたのかまで、説明できること。という感じですかね。

知識の応用というよりは、知識の結び付けですね。その語句の周辺知識も押さえていくという感じ。

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暗記系のポイントは、その単語や語句を使った経験や知識を増やしていくことですね。これは知識の定着、忘れにくさにもつながってきます。つまり、効率化にもつながってきますね。

ただ英単語のスペルと意味を覚えただけなら忘れやすいですが、その英単語を何かしらの形で使ってみると少しわすれにくくなります。日本史の重要語句を覚えるにしても、その語句が何のことを言っているのかわからなかったら意味がありません。どのような流れで出てきた事象なのかを理解しておくことで、忘れにくくなります。

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脳をフル稼働させる

さて、学力を高めるには、知識を応用していくのが大切です。そして、応用するには脳をフル稼働させていくのが重要です。

たとえば、ボーっと教科書を眺めているだけでは何も覚えられませんし、教科書を読みながら内容を理解しようとする姿勢が大事になってくるでしょう。

脳を使えば疲れます。だから時々休憩も必要ですし、息抜きも必要。運動やゲームをしても良いでしょう。

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そして、集中して勉強すれば時間もあっという間に経過するので、「勉強嫌だな~」と思う暇もありません。

疲れているのは自分が真剣に勉強した証拠。

疲れた分だけ自分が成長していると思えば、それがモチベーションにつながっていきそうですね。

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まとめ

さて、今回は勉強の質の重要性についてお話してきました。大切なのは勉強時間の長さではなく、その中身。勉強しないと学力は伸びませんが、長時間すれば良いというわけでもありませんね。

そして何より、勉強で大切なのは勉強が嫌いにならないこと。無理やり長時間勉強しようとしても、楽しくなければその時間は苦痛でしかありません。

だからこそ、親が子どもに勉強を強要するのも良くないですし、行きたくないのに塾に行くのも非効率。塾に行かなくても成績の良い人もたくさんいますからね。

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